彼は本当にいい人。優しいし誠実だし、周りからも評判がいい。なのに、なんでか好きになれない。
これって私が贅沢なのかな。おかしいのかな。分かるよ、その申し訳なさとモヤモヤが混ざった複雑な気持ち。
先に言っておく。いい人なのに好きになれない、っていうのは、あなたがおかしいわけでも贅沢なわけでもない。好きっていう気持ちは、いい人かどうかだけじゃ決まらないものなんだ。
なんで条件だけじゃ好きになれないのか。頑張れば好きになれるものなのか。そして、どう自分の気持ちと向き合うか。
いい人なのに好きになれない。これ、私がおかしいの?
まず、いちばん伝えたいこと。これは、あなたがおかしいわけじゃない。
「いい人」と「好き」は別の軸
いい人っていうのは、優しさや誠実さ、信頼できるかっていう、人としての評価軸だ。
でも、好きっていう気持ちは、それとはまた別の軸で動いてる。惹かれるか、ときめくかっていう感覚的な部分は、その人がいい人かどうかっていう、頭での判断とは独立して動いてるんだよ。だから、頭ではいい人だって分かってても、心がときめかないっていうことは、普通に起こるんだ。
好きは理屈で作れない
いい人だから好きになるべき、条件は揃ってるのに、っていう頭での理屈は、正直、好きっていう感情をコントロールできないんだよ。
好きって理屈じゃなくて、感覚に近いもの。だから、いくら条件を並べ立てても、心が動かないなら、それは動かない。これは、あなたのわがままでも贅沢でもなくて、感情の自然な仕組みなんだ。
今日できるのは、いい人と好きは別のもの、って、まず受け入れてみること。
なんで好きって、条件だけじゃ決まらないの?
じゃあ、なんで好きっていう気持ちは、条件だけじゃ決まらないんだろう。もう少し深く見ていこう。
惹かれるっていうのは、感情の話
惹かれる、ドキドキするっていうのは、頭で計算して出てくる感情じゃないんだよ。
もっと感覚的で、無意識に近い部分から湧き上がってくるもの。相性や空気感、話し方の間、雰囲気。こういう言葉にしにくいたくさんの要素が絡み合って、初めて生まれるものなんだ。だから、いい人っていう分かりやすい条件だけでは、その化学反応みたいなものを保証できないんだよ。
相性と魅力は、また別もの
それと、一緒にいて安心できる相性のよさと、この人が好きっていう恋愛的な魅力は、また別の話なんだ。
友達として一緒にいて心地いいのと、恋愛対象としてときめくのは、必ずしもイコールじゃない。彼が、いい友達やいい人として心地いい相手なのに、恋愛対象としての魅力を感じられない、っていうことも当然あるんだよ。
今日できるのは、心地よさと恋愛的な魅力を、別のものとして区別してみること。
頑張れば好きになれるかもしれない?
ここで多くの人が悩むのが、これ。頑張って意識してみたら、好きになれるかもしれない?って。
ここ、丁寧に見ていこう。
自分を説得するのは、たいていうまくいかない
好きになろうって、自分を無理やり説得しようとするのは、正直、たいていうまくいかない。
条件を並べて、これだけいい人だから好きにならなきゃ、って頭で押し切ろうとしても、感情はそう簡単には動いてくれない。むしろ、無理に説得しようとするほど、心の奥で違和感が強まっていくこともあるんだよ。
自然に育つ好きと、無理に作る好きは違う
ただし、これも知っておいてほしい。時間をかけて一緒に過ごすうちに、自然に好きという気持ちが育つことも、たしかにある。
これは、無理に自分を説得することとは、まったく別だ。プレッシャーなく、純粋に一緒にいる時間を楽しんでみて、それでも自然と心が動かないなら、それはそれで正直な答えなんだ。無理に作ろうとするのと、自然に育つのを見守るのとは違うんだよ。
今日できるのは、好きを無理に作ろうとするのを、一回やめてみること。
好きじゃないのに付き合い続けたら?
じゃあ、もし好きになれないまま、いい人だからっていう理由だけで関係を続けたら、どうなるんだろう。
ここ、正直に考えておきたい。
「いい人だから」で続けると、あとがしんどい
好きじゃないのに、いい人だからっていう理由だけで付き合い続けると、たいてい、あとでしんどくなる。
ときめきがないまま無理して一緒にいると、あなた自身がすり減っていく。それに、心から好きじゃない相手と一緒にいることは、彼に対しても本当に誠実とは言えないんだよ。彼が本気であなたを好きでいるほど、あとからそれが分かったときの痛みは大きくなる。
正直でいることは、彼にとっても誠実さ
だから、今、正直に自分の気持ちと向き合うことは、彼を傷つけることじゃない。むしろ、彼にとってもいちばん誠実な態度なんだ。
彼は、いい人だからこそ、本当に彼のことを好きになれる人と出会う権利がある。あなたが無理をしてそばにいるより、正直な気持ちを伝えたほうが、結果的に彼のためにもなるんだよ。
今日できるのは、今、正直でいることが、あとの大きな痛みを防ぐ、って理解しておくこと。
条件で好きになろうとした話
この、好きは理屈で作れない、っていうことを、僕は自分の経験から学んだ。聞いてほしい。
いい人だからって、付き合おうとした話
昔、僕にも、誰から見ても素敵な人がいた。優しくて気が利いて、周りからも、あの子本当にいい子だよ、ってよく言われてた。
僕は、これだけいい人なんだから好きにならなきゃおかしい、って自分に言い聞かせてた(あのとき、条件だけで気持ちを作ろうとしてた自分の胸に、そっと手を当てて聞いてみたい、本当にそうなのかって)。でも正直、心の奥では、ときめきがなかったんだ。それでも無理に関係を進めようとしてしまった。
結局、僕の中のときめきのなさは隠しきれなくて、彼女にも伝わってしまった。無理をした分、お互いに、いちばんしんどい終わり方になってしまったんだ。
結局、正直な気持ちのほうが大事だった
あの経験から学んだのは、これだ。条件で好きになろうとしても、心はそんなに簡単には動いてくれない。
正直に、心が動かない、って早い段階で認めてたら、あんなにお互いを傷つけずに済んだと思う。いい人だからっていう理由だけで関係を進めるのは、結局、誰も幸せにしないんだよ。
今日できるのは、条件より自分の正直な気持ちを優先する、って心に決めておくこと。
じゃあ、今日、自分の気持ちに向き合う
ここまでで見えたと思う。いい人なのに好きになれない、っていうのは、あなたがおかしいわけじゃない。いい人っていう評価と、好きっていう感情は、そもそも別の軸で動いてるものなんだ。頑張って自分を説得しようとしても、たいていうまくいかない。
そして、いちばん大事なのは、好きじゃないのに、いい人だからで関係を続けないこと。それは、あなた自身にとっても彼にとっても誠実じゃないんだよ。
今日やる一歩は、この気持ちを無理に好きに変えようとするのを一回やめて、自分が本当はどう感じてるか、正直に見つめてみること。
もし、時間をかけても心が動かないなら、それはそれで正直な答え。その気持ちを否定しなくていい。
いい人であることと、あなたがその人を好きになれること。この二つが両方そろって、初めていい関係が始まる。あなたの正直な気持ちを大事にすることは、わがままじゃなくて、あなたと彼、両方への誠実さなんだよ。

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