会話してると、自分の瞬きの多さが気になる。これ、相手に変な印象与えてないかな、緊張してるとか、挙動不審とか思われてないかな、って。
わかる。一回気になり出すと、もう自分のまばたきの回数ばっかり数えちゃうやつ。
先に、結論から言うね。瞬きが多いと、たしかに、緊張してるのかな、くらいは伝わることがある。でも、あなたが恐れてるほど、相手はそこを見てない。そして、印象の大半は、まばたきそのものより、気にしすぎて固くなったあなたの様子から出てる。
何が怖いのか、一個ずつほどいて、最後は、気にせず人と話せる状態まで持っていこう。
瞬きが多いと、結局どんな印象を与えるの?
まず、いちばん知りたいとこ。瞬きが多いと、ぶっちゃけ、どう見られるのか。
怖いのは、悪い印象、っていうぼんやりした塊だよね。だから、その塊を、具体的なパーツに割ってみる。
恐れてる印象を、分けて見る
瞬きが多い人に対して、人が抱きがちな印象って、だいたいこのへん。緊張してそう、自信なさそう、落ち着きがない、ちょっと挙動不審。
正直に言う。このうち、本当に出やすいのは、緊張してそう、だけだ。
自信なさそうも、落ち着きがないも、まばたき単体じゃなくて、声が小さいとか、目が泳ぐとか、ほかの要素とセットで初めて出る。まばたきだけで、嘘っぽいとか不審だとか、そこまで飛ぶことは、まずない。
つまり、最悪でも伝わるのは、お、ちょっと緊張してるのかな、くらい。それ、人として、ぜんぜん普通のことだよね。
緊張してる、はマイナスじゃない
で、ここが大事なんだけど、緊張してそうって、別に悪印象じゃないんだ。
初対面とか、気になる相手の前で緊張するのは、当たり前。むしろ、ちゃんと向き合おうとしてる証拠に見えたりする。
ヘラヘラ余裕ぶってる人より、ちょっと緊張してる人のほうが、誠実そうで好感持てる。これ、わりとあるんだよね。
今日やるのは、自分が何を恐れてたか、一個書き出すこと。挙動不審に見えるのが怖い、とかね。書くと、たいてい、想像してたほど怖くないって気づく。
みんな、私の瞬きをそんなに見てるの?
そもそもの前提を、ここで一回ひっくり返したい。相手、あなたのまばたき、そんなに見てる?
気になってる本人からすると、全員に凝視されてる感覚だよね。でも、確率で考えると、これがかなりの思い込みなんだ。
人は、自分のことで精一杯
会話してる相手の頭の中、想像してみて。次に何話そう、変なこと言ってないかな、自分の見え方どうかな。ほぼ、自分のことで埋まってる。
あなたの目元を観察して、まばたきの回数をカウントしてる人なんて、まずいない。みんな、自分の心配で手一杯だから。
これ、心理学でも知られてて、人は、自分の緊張やクセが他人にどれだけバレてるかを、実際よりずっと過大に見積もる。スポットライト効果、なんて呼ばれたりする。
あなたが浴びてるつもりのスポットライトは、ほとんど、自分で自分に当ててるだけなんだよ。
試しに、昨日の誰かを思い出して
証拠が欲しいなら、自分でやってみるといい。昨日話した人の、まばたきの多さ、思い出せる?
たぶん、一人も出てこない。表情がよかったとか、楽しかったとか、ふわっとした印象は残ってても、まばたきの回数なんて、誰も記録してない。
それと、まったく同じことが、向こうからあなたへも起きてる。回数なんて、見られてないし、覚えられてもいない。
まず今日は、自分が他人のまばたきを一個も覚えてない、っていう事実を、ちゃんと噛みしめてみて。
なんで自分はこんなに瞬きが多いんだろう?
印象の不安が少し下がったところで、原因のほうも見ておく。なんで、自分はこんなにまばたきするのか。
理由が分かると、自分は変なのかも、っていう自己否定が消える。多くは、性格じゃなくて、体か状況の問題だ。
多くは、体か緊張のサイン
まず、目の乾き。スマホやパソコンを見てると、人は無意識にまばたきが減る。で、その反動で、画面から離れたとき増えたり、乾いてショボショボして増えたりする。
コンタクト、エアコンの乾燥、寝不足、カフェインの摂りすぎ。このへんも、まばたきを増やす定番だ。
そして、緊張。これがいちばん大きい。体が、ここ大事だぞ、って構えると、自律神経が反応して、まばたきが速くなる。つまり、増えてるのは、あなたが真剣な証拠でもある。
だから、自分の人格がどうこう、って話じゃない。たいていは、乾きか、疲れか、本気、のどれか。
もし急に・ずっと続くなら
ひとつだけ補足。もし、心当たりもないのに急に増えた、自分の意思と関係なく続く、っていうなら、目の乾きや疲れ目が原因のことも多い。
その場合は、悩むより、眼科で一回診てもらうのが早い。ドライアイの目薬一本で、あっさり落ち着くケースもある。
原因が体側なら、メンタルで抱え込む話じゃなくなる。そこは、さっさと専門家に投げていい。
今日できるのは、自分のまばたきが増える瞬間は、画面のあとか、緊張時か、どっちが多いか、当たりをつけてみること。
この瞬き、直せるの?どうすれば減る?
原因が見えたら、次は対処。結論、ゼロにはできないけど、減らすことも、目立たなくすることもできる。
ここで大事なのは、自分でいじれることと、いじれないことを、分けること。コントロールできない、相手の一瞬の印象、を追いかけるのはやめる。できることだけ、やる。
自分で動かせる、現実的な手
まず、体側から。こまめに画面から目を離す、目薬で乾きを防ぐ、水分をとる。これだけで、乾き由来のまばたきは減る。
緊張側には、呼吸。話す前に、息をゆっくり長く吐く。これで自律神経が少し落ち着いて、まばたきの速さも下がる。
視線のコツもある。相手の目をガン見しようとすると、緊張で余計まばたきが増える。だから、相手の眉間とか、鼻のあたりに、ふわっと目を置く。これだけで、ぐっと楽になる。
完璧にゼロを目指さない。減らす、で十分。そもそも、まばたきが少なすぎる人のほうが、逆に怖い印象だからね。
いじれないものは、手放す
一方で、どう頑張っても操作できないものもある。相手がその一瞬、何を感じたか。これは、こっちの管轄外。
過ぎた一回のまばたきを、相手がどう見たか。考えても、答えは出ない。出ないものを握ると、苦しくなるだけ。
だから、目を向けるのは、自分が動かせる呼吸とか視線のほう。そっちに集中すると、不思議と、印象の不安も薄まっていく。
今日の一歩は、次に人と話す前、息を一回、ゆっくり長く吐く。たったそれだけ、試してみて。
気にしすぎて、逆に挙動不審になってる気がする
ここ、たぶん本当の問題はこれだよね。まばたきそのものより、気にしてること自体が、自分を固くしてる。
うん、これがいちばんしんどいんだよね。これ、僕も昔、思いっきりハマった沼だから。
監視するほど、ぎこちなくなった話
昔、すごく緊張する場面で、自分の挙動が気になって仕方なかった時期がある。まばたき、手の位置、目線、全部。
で、どうなったか。自分を監視すればするほど、動きが不自然になって、会話も上の空になった(相手の話、半分も聞けてなかったな、あのときの自分)。
皮肉なもんで、まばたきを気にしすぎたせいで、本当に挙動不審な人が、できあがってたんだ。
気づいたのは、敵はまばたきじゃなくて、自分に向けた監視カメラのほうだった、ってこと。あれを切った瞬間、いろいろ一気に楽になった。
意識を、自分から相手へ移す
直し方は、シンプルで強力。注意のレンズを、自分の顔から、目の前の相手へ、ぐるっと向け直す。
相手が何を話してるか、どんな表情か、そこに集中する。意識が外に向くと、自分のまばたきを監視する余裕が、そもそもなくなる。
しかも、ちゃんと話を聞いてくれる人、っていう、まばたきなんかよりずっと強い好印象が、勝手に積み上がっていく。
まず今日は、次の会話で、自分の見え方を一回忘れて、相手の話の中身だけを追いかけてみて。それだけで、空気が変わる。
じゃあ、今日からできる、たった一つ
ここまでの不安、もとをたどると、ひとつ。自分のまばたきを、頭の中だけで、悪い印象として再生し続けてること。
その再生、もう止めていい。相手は、あなたが思うほど見てないし、覚えてもいない。そして、いちばん印象を悪くしてたのは、まばたきじゃなくて、それを気にして固まってる状態のほうだった。
今日からできることは、びっくりするほどシンプルで、一つだけ。人と話すとき、自分の顔じゃなくて、相手に意識を全部向ける。
まばたきを減らそうと頑張るより、これのほうが、ずっと効く。意識が相手にいけば、まばたきは勝手に気にならなくなるし、そのぶん、会話そのものがよくなるから。
まばたきは、あなたの印象を決める主役じゃない。主役は、あなたが、目の前の人とちゃんと向き合えてるか、だ。
だから、回数を数えるのは、今日でおしまい。顔を上げて、相手の話に、飛び込んでいこう。

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