モデルと付き合うために必要なのは、特別な場所へ行く方法ではない
相手は日常的に、肩書きを理由に近づかれている。その中で選ばれているのは、職業を理由にしていない人のほう。
思い込みを一つずつ分けて、動かせる場所を探していこう。読み終わる頃には、今日からやることが決まっている。
モデルと出会える場所は、どこにあるのか
まず、現実的な話から入ろう。出会いがゼロの世界ではない。
モデルという職業は、思っているより広い
雑誌の表紙に出る人だけを想像していると、入り口がないように見える。実際には幅がかなり広い。
サロンモデル、ショップの撮影、企業の広告、通販サイトの商品着用、パーツモデル、SNSを軸にした活動。専業ではなく、別の仕事と兼ねている人も多い。
つまり、生活の場所は普通にある。芸能の世界の奥にしか存在しない職業ではない。
実際に接点が生まれる場所
接点ができやすいのは、仕事の周辺と、日常の場所。
撮影に関わる職種なら、自然に接する。美容、アパレル、飲食、ジム、写真、映像、広告。ここに近い仕事をしている人は、距離が短い。
日常の側なら、ジム、習い事、行きつけの店、共通の知人。特に共通の知人を経由する形は、警戒が最初から低い。
逆に、探しに行く形のほうが遠回りになりやすい。目的が先にあると、その目的が相手に伝わるから。
自分の生活の中に接点があるか確認する
今日やるのは確認だけ。自分の仕事や生活の中に、そういう職種の人が通る場所があるか。
なければ、作る方向になる。ジムを変える、店を決める、知人の集まりに顔を出す。これは出会いのためだけじゃなく、生活の幅としても悪くない。
紙に書くだけなので、誰にも何も伝わらない。
出会っても、そこから進まない理由
ここが本題になる。出会いより難しいのは、その先。
相手は、職業を理由に寄られることに慣れている
知り合いに、モデルの仕事をしていた人がいる。話していて印象に残っているのが、声をかけてくる人の第一声が、ほぼ全員同じだったという話。
モデルさんですか、から始まる。撮影の話を聞きたがる。写真を撮りたがる。
彼女は、それが悪いとは言っていなかった。ただ、全員が同じ入り方をしてくると、誰も区別がつかなくなる、と。
目的が透けると、候補から外れる
ここが一番大事なところ。相手が警戒しているのは、職業に向けられた関心のほう。
連れて歩きたい、自慢したい、話のネタにしたい。こういう動機は、本人が隠しているつもりでも伝わる。会話の中で、職業の話にばかり戻るから。
つまり、モデルと付き合う方法を探している状態のまま近づくと、その目的が相手に届く。届いた時点で、候補から外れる。
さっきの知り合いが付き合ったのは、仕事を知らずに知り合った相手だった。後から知って、へえ、で終わったらしい。その反応が決め手だったと言っていた。
最初の一言から、職業の話を外す
やることは引き算。相手の職業を話題にしない。褒めない。聞かない。
知っていても、知らないふりをする必要はない。ただ、そこを中心に置かない。他の人と同じように扱う。
この扱いが、実は一番珍しい。珍しいものは記憶に残る。
一般男性という言葉が、最大の障壁になる
検索した時に使ったこの言葉に、一度目を向けたい。
自分で枠を作ると、態度に出る
一般男性という自己規定を持ったまま会うと、態度に出る。緊張する、目を合わせられない、卑下する、逆に大きく見せようとする。
相手から見ると、どれも同じに映る。この人は自分を職業で見ている、と。
相談を受けた男性は、出会える場所を探すのに数年使っていた。実際に知り合う機会が来た時、緊張して普通に話せなかったそうだ。場所の問題ではなく、会った時に普通でいられるかの問題だった。
相手が見ているのは、こちらの落ち着き
外見でも収入でもなく、態度が一番先に伝わる。慌てていないか、無理をしていないか、普通に会話できるか。
落ち着いている人は、相手を特別扱いしていない。特別扱いされないことは、その職業の人にとっては貴重な体験になる。
ここは努力で動かせる部分でしょ。
比べる相手を、自分の中から消す
やることは、比較をやめること。釣り合うかどうかを考える時間を減らす。
考えても結論は出ないし、考えるほど態度が固くなる。時間の使い方として損になっている。
外見や収入で、勝負にならないのではないか
多くの人がここで止まる。ただ、計算の前提が違っている可能性がある。
相手に足りていないのは、外見でも金でもない
見た目が整っている人は、周りにも整っている人がいる。金を使う人も、周りに来る。どちらも、その環境では不足していない。
不足しているものは別にある。落ち着いて話せる相手、仕事の話をしなくていい時間、評価されない場所。
つまり、こちらが用意できるものは、相手が持っていないものの側にある。同じ土俵で競う必要はない。
足りていないのは、普通の生活のほう
不規則な仕事、外見を評価され続ける環境、SNSでの露出。この中にいる人にとって、普通の生活は手に入りにくい。
何でもない日に、何でもない話をする。評価も比較もない時間。ここに価値を感じる人は多い。
自分の生活が地味だと思っているなら、それは弱点じゃないかもしれない。
自分が渡せるものを一つ書く
紙に一つ書く。自分が相手に渡せるもの。
落ち着いた時間、話を聞く姿勢、同じ話題で笑えること、生活の安定感。派手なものでなくていい。
一つ書けると、卑下する時間が減る。渡せるものがある人は、比べる必要がなくなる。
付き合った後のほうが、難しい
ここは正直に書いておきたい。
生活時間、収入の波、他人からの視線
撮影の時間は不規則で、休みも読めない。収入は仕事量で変わる。写真が公開されて、知らない人から評価される。
こちらの生活と噛み合わない場面が出る。会える日が少ない、急に予定が変わる、周囲から何か言われる。
出会い方より、ここに耐えられるかのほうが難しい。
嫉妬と束縛で終わる形が多い
うまくいかなくなる形には、似た流れがある。相手の仕事の写真が気になる、共演者が気になる、SNSの反応が気になる。
最初は小さい違和感でも、積み重なると制限したくなる。その仕事やめてほしい、という言葉が出た時点で、たいてい終わりに近い。
相手にとって仕事は生活そのもの。そこを否定する相手とは続かない。
続けられるかを先に考えておく
出会う前に、一度考えておきたい。相手の仕事を、自分は面白がれるか。それとも不安になるか。
不安になるタイプなら、無理に進めないほうがいい。始めてから気づくと、二人とも消耗する。
ここを先に確認しておくのは、逃げではなく準備でしょ。
今日の一歩は、これ一つだけ
次に誰かと知り合った時、職業を聞くのを後回しにする。相手が誰であっても。
何をしている人ですか、から入る癖を外す。代わりに、その場の話、共通の話題、相手が今話したがっていることから入る。
この癖がついていると、肩書きの強い人に会った時にも同じ入り方ができる。練習は誰を相手にしてもできる。

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